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とけいそう(時計草)

花の形が時計の文字盤のように見える

花は大きくて複雑
 とけいそう科.つる性常緑宿根草.ペルーやブラジル原産.
茎の基部は木質化し、巻ひげでからみ数米に伸びる.
葉は有柄で互生、掌状に深く3〜7裂、裂片は披針形.
 葉腋に10枚の花被をもつ直径7〜10センチの花が咲く.5枚は萼片で白、淡紅または淡青色、花弁は淡紅か淡青色を帯びる.
 別名:パッションフラワー
 <ひとこと>
 時計の形に似た複雑な花で、糸状で平らに開いた副花冠は文字盤に見え、先は青、中ほどは白、基部は紫色を帯びて綺麗.
 各花は一日で終わる.秋迄咲く.
 (撮影:'04/4〜9、'06/9)
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針のように見える花の中心部(正面と上から)

参考:
淡紅色の花
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柱頭の周りの5本の雄蕊の葯(左)は、
咲ききると瞬間に裏返る(右)

巻き髭
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開きかけた蕾と、開花寸前の花

花の終り

果実は黄色

 <物語> 欧米でキリスト教の受難(passion)の姿に見立てパッションフラワーと呼ばれるのは、昔、スペインの宣教師がこの花を見たとき、中央で3本に分裂した柱頭が釘、5本の雄蕊の葯が5箇所の傷、棒状の鮮やかな副花冠がいばらの冠、花弁状の10枚の花被片が10人の使徒、巻きひげが迫害者のムチと見なしたからと云う.
 

たなさんの庭の花
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