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すずらん(鈴蘭)

名前どおり純白の鈴が鈴なりにつく

長い花茎に付く花群
 ゆり科.球根.欧州や北米に分布.
 日本のものは君影草といい、高山帯や北海道に分布.強い香りがない.
栽培されているのは欧州産のもので”ドイツすずらん”.香りがより強い.
 葉は2枚を根生、葉身は広楕円形で先はとがり、基部は鞘となって互いに抱き、裏面は白色を帯びる.
 花は、葉腋から出た葉より短い花茎に、広鐘形の白い鈴に似た花を約10個総状につける.6枚の花被片はなかばまで合生.
 花芽分化時は葉と花芽を仏炎苞が覆っている.
 高さ20数センチ.
別名:”きみかげそう”、”たにまのひめゆり”
 <ひとこと>
 花の直径1.5センチ位の小さい純白の花が、葉の谷間で下を向いてハシゴ状に並び、よい香がする.葉は固めで艶々と光沢がある.山野で自生種も見られが栽培種の方が大きい.
 欧州では八重や紅色の花もあるとか.花先の花弁の反り具合も綺麗.
 花後には万両のような実がつき毒があるというが、増やすには株分けの方が早いと思う.
 (撮影時期:'03/4、'04/4、'10/7〜8)
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花柄と花茎のアップ
(吊り下がるさま)
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花の下からのアップと、
蕾(右)
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花後の実と、色づいて落下した実

 <いわれ話> 英国やフランスでは、5月1日がスズランの日だそうで、この日スズランの花束を贈るという.贈られた人には幸せが訪れるので結婚式には花嫁に贈るらしい.フランスではミューゲといい、香り高いことを表わし、英国では5月の小さい鐘、天国への階段といわれている.
 

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