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サルビア
コーラルニンフ を見る

ファリナケア種
(白と青)

ファリナケア
(青)

スプレンデンス
(赤)
 しそ科.1,2年草、宿根草.温帯、熱帯に分布.
Salviaは「医やす」の意味で、地中海原種のものは薬草、香料に使われた.花は無柄または短柄を持って2個以上が束生し、穂状または総状花序をなす.
 がくは2唇裂し、花冠も2唇裂で筒部は円筒状.上唇は真直ぐか反転し全縁、下唇は広く3深裂し、中央裂片には切込がある.
 別名:”ひごろも(緋衣)草"
 ファリナケア種はテキサス原産.「粉質の」という意味で、70センチ前後の草丈、多数の茎が立ち、葉は披針形全縁.花は長い穂状の総状花序で輪生、白毛が密生、上唇は小さく、下唇が大きい.
 スプレンデンス種はブラジル原産.「強い輝き」という意味で、50センチ前後の高さ.直立性でよく枝分かれし、葉は卵形、鋭頭で歯牙縁.赤色の花は長い穂を作り、同じ赤色のホウに囲まれている.ホウは早落性で、がくは鐘状でやはり赤色.明治中頃に渡来し”紅花”、”鼠の尾草”と呼ばれた.
スプレンデンスの白

 <ひとこと> 花は詳しく観察して見ると形が面白い.10月の終り頃まで咲く.
一般にサルビアと云われるのはスプレンデンス種
 (撮影:'03/7、'02/6〜7、'07/7〜10、'12/5〜6)
...
スプレンデンス種のオレンジと赤色の花弁
(口から舌を出したように見える)

ファリナケア種の前花弁
(上唇は鳥の顔に見える)

同花弁の横向アップ
(上唇先が釣針のよう)

ファリナケア種の花
を真上から見た姿
 

たなさんの庭の花
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