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ふうせんかずら(風船葛)

小さな白い花とねじれる蔓

風船(実)が大きくなった頃
 むくろじ科.つる性1年草(熱帯では多年草).広く熱帯に産し、南米に自生.
茎には縦の溝があり、葉は長さ5〜15センチの2回3出複葉、卵状披針形で先はとがり、縁に粗い鋸歯がある.
 葉腋から長い花柄がのび、白い小さな4弁花が咲く.花柄の下部に2本の巻ひげを対生.
果実は直径約3センチの三稜球形状.
 黒い種子の上にある白色の組織がハート形をしているので、属名Cardiospermumは「心臓」と「種子」の合成語.
 <ひとこと>
 3メートル位伸びるつる植物で、朝顔のように伸びていく蔓と、紙風船形の果実が目を楽しませてくれる.
 実を押して割る時、ポンと音がするので子供が喜ぶ.
 花は米粒位でごく小さいが、純白の4弁の花弁が6弁に見え、拡大して見ると蕊の黄色も可愛い.
蔓の絡まり方が面白く、種のパンダ模様もよく見ると、白いハート形になっている.猿の顔に似ていると云う人もいる.
 10月にはいると殆んどの実は茶色くなる.
  (撮影時期:'02.7/11〜8/5、'03.7/15)
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花と蕾と、初期の果実

ハート形した種

花の更なるアップ

目の様な鼻の穴
の様な中心部

色付いた果実
 

たなさんの庭の花
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