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プリムラ・マラコイデス
(西洋桜草)
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段を作って輪状に咲く
プリムラマラコイデス

同左の一本の姿
 桜草は、さくらそう科の宿根草で日本全土と朝鮮等に分布.
花茎は20センチ前後で、葉間から立ち、葉は長柄をもつ楕円形で、縁に鋸歯があり、根もとから群がって生える.
 花は頂部に数個、散形につける.花弁の裂片は広倒心臓形.
 プリムラ・マラコイデス(メラコイデス)は、中国原産.一年草.
 西洋桜草、乙女桜.都市部で見かける花で、ピンク、白色、八重などがある.
 <ひとこと>
 属名のプリムラはラテン語で「初め」という意味で、中国でも報春花と呼ばれ、春の訪れを告げる花として知られているという.西洋桜草の名前のとおり色も形も桜の花びらに似ている.
 プリムラと桜草は葉の形が多少異なるが区別がつきにくい.

 プリムラ メラコイデスは、まっすぐ伸びてかんざしのような咲き方をしているのが綺麗.2月頃から咲き出し寄植えや鉢植えによい.
 (撮影:'02/2,3、'03/2〜4、'04/2〜'05/3、'06/3、'10/3)
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ピンクと白の花
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かんざしのような咲き方をするプリムラマラコイデス

 <物語> 桜草は、スウェーデンでは「5月の鍵」、英国では、鍵を管理する聖ペテロに因み「ペテロの草」と、外国では鍵にたとえることが多い.
 独物語では、リスベスという娘が、病床の母の慰めに花を摘んでいる時、花の精ユンフが現れ、彼女の身の上話を聞いて桜草の花束を渡し、この花を城門の鍵穴に差すと門が開くからおいでと云った.その後、彼女が訪ねてみると宝物をくれ、母も喜んだことから、「鍵の花」と呼ぶようになった.
 

たなさんの庭の花
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